ダンまち外伝 ソード・オラトリア 第7巻 感想

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本編よりもダンジョン攻略をしているともっぱらのウワサの「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア」の最新刊の第7巻が発売されたので、さっそく読んでみました。

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア 第7巻より活躍したレフィーヤさん

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア 第7巻より、活躍したレフィーヤ。

ロキ・ファミリアが敵のアジトと目される新たなダンジョン「人造迷宮クノッソス」の攻略を行うものの、敵の策略にハマって一級冒険者たちが分断されてしまい、各個撃破の危機にあうというのがあらすじです。

本編の「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 第11巻」では、あまりいいところのなかったロキ・ファミリアの面々ですが、今回は一級冒険者のほぼ全員が、各自が直面する危機に対して活躍を見せてくれます。

いつも通り期待に十分に応えてくれる展開で満足したので、感想でも書いておきますね。

レフィーヤは大活躍します

裏表紙のあおり文句を読むと、ソード・オラトリアはアイズ・ヴァレンシュタインを中心とした「剣姫の神聖譚 (ソード・オラトリア)」ということになっています。

ただ実際のところは、このシリーズはロキ・ファミリアの一級冒険者たちの英雄譚と、レフィーヤの成長譚がストーリーの中核ですね。前巻の「ソード・オラトリア 6 巻」も剣姫アイズを差し置いて。ティオネ・ティオナ姉妹の英雄譚といった趣でした。

そんな中でも今巻ではレフィーヤの成長がクローズアップされています。

しんがりを務めて機転を利かせてモンスターを殲滅させたりするだけでなく、他の一級冒険者たちがたどり着けなかった深奥部で、敵方の神と出会うことに成功します。この遭遇の中で敵の目的と、なぜ死を恐れぬ兵が誕生したかという秘密が明らかにされます。

ディオニュソス・ファミリアのフィルヴィスとコンビを組んでいることで安定した力を発揮できているという面はあるにしろ、もうレフィーヤには初期に感じられた足手まといな雰囲気はなく、完全にロキ・ファミリアにおける戦力の一角を担うまでに成長していますね。

フィンは全然活躍しません

そして個人的に期待していたのですが、残念ながら本編第11巻に引き続いて、今巻でもフィンは活躍してくれませんでした。

どのぐらい活躍しないかというと、ダンジョン探索の序盤で敵幹部と遭遇するやいなや、敵の初撃で重傷を受けて戦闘不能になってしまいます。そしてそのまま、最後にダンジョンから脱出して回復するまでろくに指示も出せないという体たらくです。

ダンジョン探索に参加した他の一級冒険者たちも、全員ピンチにこそ陥りますが最後にはそれぞれの才覚で切り抜けているので、本当に一人だけヒドい扱いなのが際立ちます。

ソード・オラトリアでは、フィンにも主人公補正が働くと思ってましたが、どうやらアイズとレフィーヤにしか働かないようですね。

アイズ・ヴァレンシュタインはそこそこ活躍します

一方、ソード・オラトリアの主人公ということになっているアイズ・ヴァレンシュタインですが、今巻では活躍はするもののやや影が薄いです。

フィンを一撃で葬った相手と一対一で激突し、当初の実力差をはねのけて互角の戦いを繰り広げ、援軍の到着まで持ちこたえます。アイズ・ヴァレンシュタインのテンペストが引き起こす風がダンジョンを流れ、そしてその風が仲間たちの道しるべになるというのは、ロキ・ファミリアのダンジョン探索そのものを暗示していて、なかなか熱い展開でしたね。

ただ見せ場と言える見せ場はこれだけで、結局、今巻ではアイズ・ヴァレンシュタインが強敵を撃破するシーンはありませんでした。

今巻のラスボスを撃破も、剣姫アイズ・ヴァレンシュタインではなく、ロキ・ファミリアの別のメンバーたちに手によることになります。

主人公とはいったい。

まとめ

勢いのある戦闘シーンはやはり出色ですね。途中から展開が読めてもぐいぐいと読ませるものがあります。

ロキ・ファミリアの幹部が全員分断され、それぞれに恐るべきスキルを持つ暗殺者、凶悪なモンスター、死を恐れぬ敵兵、理不尽なトラップとダンジョン「深層」もかくやという脅威の連続が襲いかかります。

この絶体絶命の危機を、誰か一人の英雄の力ではなく、各団員の持ちうる知恵と力で乗り越え、再集結する過程はやはり燃えます。

ただ今回は結局ダンジョン攻略自体は初の完全な失敗に終わってしまっています。またダンジョン攻略においてロキ・ファミリアに死者が出たことも初めて明らかになります。

ロキ・ファミリア団長のフィンがこのまま負けっ放しなどありえないので、次巻こそ活躍してリベンジしてくれることを期待してますね。

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