自壊したX線天文衛星ひとみはダークマターの存在の証拠を否定していた

昨年は人工衛星の「ひとみ」が宇宙でロストしたという話題がニュースになりましたね。2010 年の金星探査機「あかつき」の軌道投入の失敗が思い起こされるいやな事件でした。

JAXAウェブサイトよりX線観測衛星「ひとみ」

JAXAウェブサイトよりX線観測衛星「ひとみ」

その「ひとみ」ですが、打ち上げてからすぐの、ならし運転のうちに壊れてしまったので、特に科学的な成果を残してないと思われていそうです。

でも、実は結構スゴい成果を上げています。なんと「ひとみ」はダークマターの存在の証拠を否定していたのというのです。

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世界一正確な時計が次々に狂っていく? EU版GPS ガリレオ衛星測位システムでトラブル

ガリレオ衛星に搭載されている、人類が到達しうる最も正確な時計である原子時計が次々にくるっていっていると、最近、欧州宇宙機関 (ESA) から発表がありました。

ESA公式サイトよりガリレオ衛星測位システム

ESA公式サイトよりガリレオ衛星測位システム。

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ヤシガニの握力は世界一ィ!

最近、沖縄にも生息するヤシガニの握力が世界一であることが判明したそうです。

美ら島財団プレスリリースより夜のヤシガニ

沖縄美ら島財団プレスリリースより。夜のヤシガニ。

海外だといくつかニュースがあるのですが、なぜだか現段階で日本での報道が見つからなかったのでメモとして残しておきますね。

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イッカクのツノは高性能ソナー?

「イッカク」という北極海に生息しているツノの長いクジラをご存知でしょうか。

いらすと屋さんのイッカクのイラスト。

いらすとやより、イッカクのイラスト。左巻のツノが特徴的です。

いらすとやにイッカクのイラストがあることもビックリですが、意外と特徴をよく捉えています。

イッカクの際だった特徴は、口元から2メートル以上の左巻の長いツノが生えていることです。このツノのため「海の一角獣 (ユニコーン)」と呼ばれることもよくあります。

ただ、イッカクの中でも 2 メートル以上の長いツノを持つのはオスだけです。メスも口の中に短いツノをはやしていますが、皮膚を突き破るほど長いツノを持っているのは少数になります。

なかなかにロマンがつまったツノですが、何の役に立つのでしょうか。

実はこのツノ、武器としてではなく、センサーとして使われているのです。

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ジュノーとともに木星へ向かう 3 体のレゴ人形

木星探査機ジュノー

ジュノーに登場している 3 体のレゴ人形

NASA JPL より。ジュノーに搭載された 3 体のレゴ人形。右からユピテル、ユノー、ガリレオ・ガリレイ。

今年の7月に木星探査機ジュノーが木星周回軌道に入り、話題になりました。

この探査機ジュノーは、実は 3 体のレゴ人形を中に乗せていたのです。 続きを読む

人外との混血が人類の進化の原動力だった

ヒトならざるヒトとの混血

最近、人類の進化の中で「混血」がホットトピックです。

混血といっても、日本人と韓国人との混血とか、黒人と白人との混血とかそういうレベルの話ではありません。これらは結局のところ、ホモ・サピエンス同士のつながりです。

ここでいう、混血とはヒトならざるヒトとのそれです。

ヒト以外にヒトはいるのか、というのは哲学的な問いに聞こえるかもしれませんが、過去にはヒト以外に「ヒト属」がいたのです。 続きを読む