りゅうおうのおしごと! 第4巻の清滝桂香の勝利が本当に切ない

ラノベの「りゅうおうのおしごと!」を軽い暇つぶしのつもりで読み始めたら、思ったよりも引き込まれてしまって既刊の全 4 巻を一気に読んでしまいました。

おかげで暇つぶしどころか休日まるつぶしです。

「りゅうおうのおしごと!」という小説は、才能のあふれる天才棋士で竜王のタイトルを持つ主人公九頭竜八一 とその弟子である二人の同名の天才少女棋士「あい」が、将棋界に旋風を巻き起こす話です。

天才棋士たちが、異能ともいえるその才能を極限まで研ぎ澄ませて、盤上盤外を問わず死力を尽くして戦う姿は手に汗握りますし、その棋譜は正に芸術的です。

一方で、主人公の年上の妹弟子の清滝桂香は主人公に才能に恵まれていません。見せ場なしに負けることも多く、兄弟子や姉弟子の天才的な感覚について行くこともできません。

しかしそれでも、この巻では彼女は他の天才たちに負けない熱い輝きの将棋を見せます。

りゅうおうのおしごと! 第 4 巻扉絵より清滝桂香

りゅうおうのおしごと! 第 4 巻扉絵の一部。挿絵が一枚もないけど個人的に MVP な清滝桂香

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政宗くんのリベンジ 第7巻・第8巻のフランス語が間違いだらけ

政宗くんのリベンジがアニメ化されましたね。はやり物に弱い私はもちろん原作のコミックを購入して早速読んでいたわけですよ。

そのコミック第 7 巻と第 8 巻では、主人公の政宗くん一行が高校の修学旅行でフランスへ行くことになります。当然フランスが舞台になるので、リアリティーを出すためにフランス語が劇中にバンバン出てくることになるのですが、これがもうことごとく間違えています。

私もフランス語は大学の第二外国語で習った程度で、別にそれほど得意という訳ではありませんし、細かい揚げ足取りもそんなに良い趣味だとは思わないのですが、あまりにもミスだらけだったので一周回ってちょっとメモしておきたくなりました。

(2017年1月27日: 第 8 巻分を追記)

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ダンまち外伝 ソード・オラトリア 第7巻 感想

本編よりもダンジョン攻略をしているともっぱらのウワサの「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア」の最新刊の第7巻が発売されたので、さっそく読んでみました。

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア 第7巻より活躍したレフィーヤさん

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア 第7巻より、活躍したレフィーヤ。

ロキ・ファミリアが敵のアジトと目される新たなダンジョン「人造迷宮クノッソス」の攻略を行うものの、敵の策略にハマって一級冒険者たちが分断されてしまい、各個撃破の危機にあうというのがあらすじです。

本編の「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 第11巻」では、あまりいいところのなかったロキ・ファミリアの面々ですが、今回は一級冒険者のほぼ全員が、各自が直面する危機に対して活躍を見せてくれます。

いつも通り期待に十分に応えてくれる展開で満足したので、感想でも書いておきますね。
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聖闘士星矢 THE LOST CANVAS のパンドラがドジっ子かわいい

最近、「聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話」(以下ロストキャンバス) を読んでいたのですが、なかなか面白いですね。

中でも敵のハーデス軍の黒幕だか司令官だかのパンドラがとても良いキャラしてます。

一部では「パンドラ様」と敬称で呼ばれることも多い彼女、序盤こそ小憎たらしく暗躍しますが、しばらくするとやることなすこと裏目に出てしまうドジっ子ぶりを発揮し始めます。

あまりに失敗ばかりなので、終盤あたりになると登場するたびに「きっとうまくいかないのだろうなー」と敵の幹部なのにもかかわらず生暖かい気持ちで見守ることになること請け合いです。

ここではそんな彼女の活躍(?)を紹介しましょう。

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狼の口 第8巻のモルガルテンの戦いは本当に湖の沿岸で行われたのか?

狼の口が第8巻で完結しましたね。

最後は第1巻で予告したとおり、モルガルテンの戦いで物語が締めになりました。

手に汗握る盟約者団とレオポルト公との最終決戦。絶体絶命の危機とそれを乗り越えた大逆転は、まさに傑作の名にふさわしいです。

惜しむらくは最後のヴァルターの活躍が、あまり格好良くなかったところでしょうか。スイスは一人の英雄が作った国ではなく、民衆が強靱な忍耐の末に建国した、という事情が背景にはあるのだとは思いますが、ちょっと残念でしたね。

ところで、作中では敵のレオポルト公は盟約者団の残党を追って北上し、エーガーイの湖面のすぐそばで盟約者団の本体と衝突しました。実はこれは、通説とは進行方向が逆で、かつ戦場も湖面に近くなっています。

狼の口 第8巻より、レオポルト公の進路。

狼の口 第8巻より、レオポルト公の進路。北上して盟約者団の残党を追撃している。

それでは、モルガルテンの戦いでは、一般的にはどこが戦場だったと考えられているのでしょうか。 続きを読む

終末のイゼッタ あの敵編隊の旋回ではフォーメーションを維持できない

終末のイゼッタが面白いです。

最近は週末に放送される終末のイゼッタを観るために、頑張って日々生きているといって過言ではありません。

これはそんなダメ人間が、敵の戦闘機編隊の旋回を見て、突っ込んでみたというお話です。 続きを読む

萌えキャラは穢らわしい~くま川鉄道、熊野交通、駅乃みちか騒動

性的な連想をさせるものは「穢れ」ている

「そのコップに尿をいれたことがあるよ」

人間は精神的な生き物です。いくら洗ったと言っても、もうそのコップで水を気にせずに飲むのは難しいでしょう。尿をいれたことによって、そのコップは「穢れ」てしまったからです。

もちろんこの「穢れ」の感情には個人差はあるでしょう。尿を入れたコップでも全然大丈夫という御仁も中にはいるはずです。飲尿健康法という名状しがたい気分にさせる存在も耳にしたことがありますから。

排泄物以外にも実は性的なものも「穢れ」として扱われることがあります。「この売女!」という罵倒が最大級の侮辱として機能するのがその証左になるかもしれません。

今回は萌えキャラが性的な連想をさせる「穢れ」として扱われた最近の事例をいくつか紹介します。 続きを読む

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 第11巻 感想

「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」第11巻を早速読みました。

直前の9巻、10巻では主人公のベルくんのスカッとする活躍がなかったためストレスの多い展開でしたが、10巻のラストのエピソードで、次は活躍してくれるはずと予感させるものがありました。今回の11巻ではその期待に十二分に答えてくれてます。

良かった点

  • リリ最高
  • 作戦目標が「強敵の撃破」ではなく、「目的地までの護衛」
  • ベル・クラネルの熱い戦い、熱い思い

残念だった点

  • ロキ・ファミリアみんないい人
  • フィンが勇者してない

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